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Chips of musical knowledge(#2)

** Last Update 2013-05-09 **[HOME]


ここでは、作品の内容的 なことにちょっと踏み込んで、説明(言い訳?)や 作者のこだわりを文章にしています。
◇や◎印の文章は日を経て書き足したものです。

リピーターの方はページの更新を。


■ショパン、ノクターン2番____
気紛れに古いピアノ・ピースで何小節か入力し、音色にオーバードライブギターなど設定したりして遊んでいて、たまたまYoutube動画で我が瀬田敦子さんのショパンを耳にし、いいようもないショックを受け、不覚にも涙さえ抑えられなかったことで、気持ちを入れ替えて改めて打ち込みに挑戦したものです。 ピアノのソフトタッチがなかなか思うように出せず四苦八苦、テンポのゆらぎや強弱の自然な感じがやはり上手く出しきれないのですがなんだかんだで5回以上もミックスダウンをやり直しています。 きりがないので、あきらめてのアップなのですが、まだ何回か手を加えるだろうなと思っています。 しかし、独奏楽器演奏のDTMは難しいを通り越して先が見えてこない。ジャズやオーケストラではほどほどのところで心地良さが感じられるのにアラばかり耳についてしまう。 やはり音楽の頂点、古典の持つ底知れぬ深さということかなぁなどと、ため息をつくばかり、ぐふぅ〜♪
(Update 2009-03-20)
◇まる二日間かけて、7回目、8回目のミックスダウンをしました。tempoとタッチに気を取られすぎていて、ミストーンも2箇所修正し、なんとか65点くらいの出来かなと思っています。一番うまくゆかないのがtempoの取り方でそれこそ一小節づつ直しては全体を聴くというまどろっこしい作業で時間がいくらあっても足りない感じですが、程々のところで手をうたねばと、これが完成バージョンです。再訪のお方はキャッシュをクリアして聴いてみてください。RealPlayerのキャッシュはなかなか面倒なところに残っていますのでHELPを参考にしてください。
(Update 2009-3-22)

■Cheek To Cheek____
ソフト・シンセ・ソフトをSSW6にしたのをきっかけに、2年半ぶり位、本当に久しぶりのジャズ曲です。同時にセクステットでアップ・テンポの「Milestones」も手掛けているのですが、なぜかサイトに2トロンボーンでの作品がなかったので、やっとという思いです。 大好きなJ&Kサウンドに少しでも近づくようにしたのですが、ソフトの新機能を試しながらなので、やたら時間ばかりかかり、テーマ部分のみ取り敢えずのアップです。 この曲の作詞・作曲はご存じ、アービング・バーリン[Irving Berlin]さんで米国の偉大なる流行曲作家ですが、なんと101歳という長寿を全うされたんですよねぇ。てっきり没後50年以上経っていると思ったのですがとんでもないことでした。
もう少しグルーミィな感じにしようかと迷ったのですが、ちと綺麗すぎるようにも思います。
(Update 2009-02-02)
◇翌日、ソロ・パートも入れて完成しましたが、案内にも書きましたように物まねそのものです。後半のリフで別な曲の一節が入っているのはご愛敬です。
■Get Me To The Church On Time____
ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の挿入歌で邦題が「教会につれていって」だと思ったが、アンドレ・プレビン・ピアノトリオの大ヒットアルバムがあり、管理人もそのスイング感に圧倒されたものです。DTMで意外に感じたのがジャズのリズムセクションの要はベースだと思っていたのですが、ピアノだけでも十分スイングする。そして、ドラムスのサポートとインタープレイがより強烈なビート感と生みだし、緊張と弛緩がうまく顕われる。さらにベースが加わると一種、安定感みたいなものが生じ一層快感となるのだ。ベースが「ささえる」というのは云いえて妙なことだ。
(Update 2006-10-20) ■分水嶺________
自室のガラクタ整理の最中、ちょうど30年前にスタジオ録音した曲のカセットテープが出現、聴いてみた。 いやはや懐かしさいっぱいといったところ。実はこれ、個人的にいわくつきの作品で、この作品がきっかけで音楽・ジャズを一切止めてしまったものだ。今、聴くとなんでそんなに思いつめたのかピンとこないのだが、若さだったのでしょうか。尖がってったんですね。爾来10数年はカラオケなど聞いても気持ち悪くなるほど音楽嫌いになり大変でした。 この時のメンバーは皆さんその後も元気に活躍されておられるようで陰ながら応援しています。テープを聴きながら思い出したのはこれのフルスコアをスタジオ予約日のギリギリ三日前くらいから作り出し皆が待っているところに遅れて入ったこと。弦の音がなかなか揃わなかったことやおわりころには自分がややおかしくなっていてその後の記憶がとぎれていることなどなど。 今、落ち着いて思うに、これは情景描写音楽的な思い入れで作った作品だったのですよね。やっと許せる年齢に来たようです。
■Billie's Bounce________
パーカーは偉大だった。ジャズ音楽を鑑賞の対象にしてしまったのだから。この曲は題名からも、またそのリフも如何にもバウンスしていて大好きです。オーソドックスなFのブルースですがやはりパーカーの演奏が素晴らしいのです。 なにが凄いって、聴けばいいだけなのですが、どうしてあのような即興演奏ができるのか必死になって追求していた時期があります。それで解ったことは単に感性や情緒的なことで可能ではないということ。それは和声学や対位法や管弦楽法など 音楽ファンから嫌われるような能書きを紐解いてやっと納得できたことで、これは自分が良く言われる左脳人間なのだなと思う所以でもあります。それにしてもこのように使い古されたブルース進行のコードに乗せてあのような音楽が出てくるパーカーというのは。 それ以降に現れるモード手法によるジャズやフリージャズなど、確かに目新しい響きと訴え方があるのだが、やはり音楽の三大要素である「旋律」「リズム」「和音」が対等に存在しないとおいしくない。 スリー・コードの上で即興的に進行する和声のスリリングなことと、それに乗る旋律の状況が「自由」そのものです。そしてなによりその音色、一音一音の艶っぽいこと。これが一番かな。◇それと、あふれ出る即興演奏のフレーズとは 別に、悪い意味では無くコマーシャリズムに乗って残したウイズストリングスなどでのスタンダード曲のストレートな演奏も心に染み入るものがあり とても繊細な音楽を感じます。バード・フリークには実に深い音楽愛を持った方が多い。 ■On Green Dolphin Street________
書きたいことが山ほどあるので、しばらく御待ち下さい。('06-03-06) ◇この編曲での心象は鬱々として散歩に出た管理人がエリック・ドルフィーに想いを馳せてしだいに心温まるといったセンチメンタルなものです。元曲は同名の映画の主題歌で作曲が「Bronislau Kaper」作詞が「Ned Washington」とのこと。 「Green Dolphin Street」というのは実在の通り名で英仏海峡に面したイギリスの地方都市にあるそうです。いってみたいなぁ。
こちらで解りました。◇
◇このあとすぐパーカーの「ビリーズ・バウンス」をアップしています(上の記事)。そして、パーカーにつらなるモダンジャズの表現手法は音楽ファンのほんの一握りの人達にしか受け入れられていないけれど内包する精神性は 絵画におけるピカソなどと同様貴重な遺産だと考えます。真似ようったって真似られない(_| ̄|○)。ドルフィーは実質6年間程の活動しかしておらず、前半はほとんどサイドメンとしての参加で自身のリーダーアルバムは数枚しか残っていませんが ジャズシーンに登場した時からそのユニークな演奏は聴く人に多くの刺激を与えてくれました。自分としては「ギル・エバンス ミーツ エリック・ドルフィー」なぞを聴きたかったという思いがいまだに残っています。 ◇これを作った後、いろいろなエリック・ドルフィーの演奏を聴きなおして見ました。やはりどうしても哀しい切ないアドリブなのです。彼がなにを思っていたのかなどは知るすべもないので見当違いかもしれないのですが自分はそう感じる。 そして、このDTM作品は思うに自分がデレクターだったとして彼に、『優しくて解り易く演奏してよ』とお願いしたようなものになっているんじゃないかなと思いました。
◇----2007年夏、シモスコ&テッパーマンの著「Eric Dolphy」を読み、自分の受け取り方がけっしてはずれていなかったことに気分よくしています。 そして密かに感じていた、シェップやコールマン、ミンガスといった方々の野蛮とは違う(好きな方には申し訳ないが)ということも。群れる奴らは好きでない。('07-10-06) ■I Remember Clifford________
クリフォード・ブラウン。この愛すべき天才トランペッターが悲運の死を迎えたのは1956年、わずか25才の若さでした。短い期間に演奏、録音された彼のアルバムはどの曲も実に情感あふれるもので、筆者がモダンジャズに強く惹かれるきっかけにもなった ミュージシャンの筆頭です。美しく、時に激しく、また悲しげに鳴り渡る彼のトランペットはまさに天が才能を授けたとしか思えぬほど比類なきものです。この曲を作ったベニー・ゴルソンやこの曲を思いを込めて演奏するプレイヤーは皆、彼のことが大好きだとしか いいようがない。
◇このアレンジは当初ピアノレスでつくり、そのときはテナーサックスのソロが実に情感が伝わるような演奏に聞えたのですが全体にサウンドが寂しい感じでしたのでピアノを加えたところ 曲としてはすこしまとまり良くなったものの、テナーのソロがやや埋没した感があります。MIDIで聴かれるかたがいらっしゃいましたら是非ピアノの音量を落として聴いてみてください。 ■Fly Me To The Moon________
和音、ハーモニーには不思議な魅力が潜んでいます。音楽ファンの多くがそれに惹かれ、さらに楽器に触れて合奏でそれを造りだしかつその響きの中にいる快感に目覚めた人々がオーケストラや ブラスバンド、ビッグバンドに参加してるのだと信じています。自分の場合はその中でも特に金管楽器、なかでも低音域の和音が大好きで、まずチューバとトロンボーンとなるわけですが、これだけではやはりモヤモヤとバロック以前のコラールのようで、 トランペットが入ってようやくジャズのパンチが得られます。この曲はPCやイヤホーンで聴いてもあまりどうといったことも無いのですが、重低音再生可能な大型スピーカーで聴くと、その自分の好みがかなり実現されています。もっともこのような曲が好きという人が 他にもおられるのかは定かでありませんが(^一^)。それと、特筆すべきは後半のフルート・ソロと思います。出来あがってから聴いて、自分で驚くほどのソロです。まるで笛の横田さんが乗り移ったかと...(^o^/←自我自賛)。 ■Whisper Not________
ベニー・ゴルソン作曲のジャズで、Um7-5、X7-9のコード進行が繰り返し表れメロディーにブルーノートが頻繁に出現します。はじめてこの曲に出会ったときには 曲の主調は何なんだろうと不思議でした。ベニー・ゴルソンの力強いサックスソロも大好きでしたが、たくさんの優れた曲を作っていてこれもその一つと思います。アドリブには久々にアルトサックスを起用しました。 興がのると何コーラスでもいってしまいそうで往時のジャムセッションもかくありなんといったところです。イントロは新たな試みで、それは8小節の間の各楽器セクションにちょっと思いつきをスケッチして 組み合わせるような感じで作っています。例により、サックスのピッチを若干いじったら、もどしてもなかなか完全に戻らずジャージーなことといったらもうたいへん(@^0^@;)。
◇曲を作ったり編曲したりするときの自分の精神状態というのが正直に音になるものだと感じたのは、この曲と、同時期に作ったHere's That Rainy Dayが、聴くときの気分で同じようにウルサイと聞えることでさもありなんと思ったからです。 ■Here's That Rainy Day________
作詞:Johnny Burke、作曲:James Van Heusenの手になるこの曲は多くのミュージシャンがとりあげアルバムにしています。管理人もこのコード進行が大好きで昔から聴いたり演ったりしたものです。
Lyric:_____Copyright Johnny Burke:
Maybe,I should have saved those leftover dreams. Funny,but Here's that rainy day.
Here's that rainy day told me about, And I laughed at the thought that it might turn out this way.
Where is that worn out wish that I threw aside,After it brought my lover near?
Funny how love becomes a cold rainy day. Funny that rainy day is here.
英語はあまり理解できないのですが、この詞の最後の1行が好きです。素敵な意訳が見つからないかなと探しています。 昔から雨にまつわる曲にはちょっと思い出すだけでも、[Singin' in the Rain,Come rain or come shine],[Stormy Weather],[Raindrops Keep Fallin' on My Head],[Les Parapluies de Cherbourg](....これは雨傘か)などなど、本当に良い曲が多いと思います。 雨というのは人の情感になにかを働きかけるのでしょうか。 ■交響曲第5番「運命」__________
あらためて、この有名な曲のスコアを読み、その単純明快な音の積み重ねやその訴える力の圧倒的に強い主題の繰り返しに、先駆者の偉業を感じています。 天才と○○はなんとかというが、あたりまえですが、このような曲は創れないなぁ。楽聖とはよくいったものです。人知を超越しているのではないでしょうか。 東京でも開催された「ラ・フォル・ジュルネ」のテーマにちなみ、4月末からトップ・ページにファイルを埋め込んでいましたが、未だ300小節くらいまでのものですソフト・シンセでは これくらいのサウンドが限界かなと思っています。聴いていると次第に不満が出てきます。
◇第1楽章完成です。(2005/05/30)聴いていて我ながら良い出来です。WAVファイルへの変換にてこずりました。使っているシーケンス・ソフトの機能なのですが96%くらいまで生成したところで止まってしまうのです。 原因不明なのですが、小さいデータでも一度で出来ることはめったにないのですが、この「運命」はデータ量も多いせいか20数回チャレンジしてなんとかwavデータにできました。この文章はmidiデータを再生しながら 書いていますが、じつに良いサウンドが響いています。この8分ちょっとの第1楽章の音符の数をちょっと計算してみましたがおよそ16,000位あり、他にトラック間のバランス調整や楽器毎の音質調整、小節毎のテンポ変化を考えると大変な情報量です。 これは好きでないと絶対できない作業だなとつくづく思いました。「ものずき」のひとことにつきます。
◇テンポを若干遅く演奏しています。作曲者指定の2分音符=208ですと8分音符の音表現がソフトシンセで上手くできないことと、自分の感覚ではちょっとあわただしく感じるからです。
◎CDに焼いたものを、大型のCDプレイヤーで聴いてみましたが、これはかなりいけます!上出来。(^o^/)特に、ラストのほうの豪勢なサウンドには耳を疑いました。大型ヘッドホンで大音量再生するとまるでオーケストラのど真ん中に居るようです。 スコア・リーディングを趣味とされておられる方のコメントをお待ちしてます。
◇で、調子に乗って第二楽章を始めたのですが、出だしの付点16分音符の演奏がどうにもすっきりしない。なにか陳腐に聞えるし、ジャズのように3連音符のノリで演奏するとのっぺりした感じで良くない。 一音いち音のアクセントの問題なのかソフトシンセの表現の限界なのか試行錯誤ばかりで進みません。_| ̄|○ ■トリスタンとイゾルデ前奏曲__________これは、あまりにも悲しすぎる。
この3月から少しづつ始めて、延べにして約40時間以上かかって出来ました。打ち込みによるDTM作品の製作というのは、音楽を創ったり演奏することとは違うなというのが率直な思いです。 しかしながら、30年も前に学んだ管弦楽法で忘れかけていたいろいろな楽器の特性や記譜法など思い起こすのと、偉大な音楽家の作品をより深く知るにはなによりの手段とも思いました。 実はワーグナーを昔から少し避けていまして、今回は手をつけて直ぐに後悔したのですが、かなり重々しく深いですよね。 気軽にBGMで聴けるような音楽ではないとつくづく思い知りました。(2005/04/17)
雑感:冒頭の速度指定にある「Schmachtend:疲れきったように」の言を得ずともこの出だしの20数小節は、私の生涯で耳にした最も「痛々しい」サウンドです。 この楽劇を知らずとも十分感じ取れます。こういう音楽に感銘を受けるのは人にとって幸せなことか不幸なことか、つい考えてしまいます。
☆オーケストラの演奏に指揮者の解釈・思い入れといったものが反映しているように、このDTM作品に管理人の思い入れなどを感じ取っていただけると作った甲斐があります。
◎最初のデータに12箇所もミス・トーンがありました。修正版をアップしていますが、まだありそう。 「間違い探し」で楽しいかも。(2005/04/20) ◎冗談ではなく、聴くたびにミスがありさらに十数カ所修正しています。また録音時の音源が[GM2]だったものを[SC-88Pro]に変えています。(2005/04/21)音源を[GM2]にし 「GMマスターボリューム」を「90」に下げて録音しなおしています。効果のほどは疑問ですが。(2005/05/03)
☆(^o^)単純にうれしかったこと:@niftyのMIDIフォーラムの「MIDIデータ・チェッカー」で150点台の高得点だったこと。でもこれはミストーンのチェックはしてくれないもの(-ム-)。
◇入力した時から4年近く経て、改めてこの演奏を聴くと、よくぞここまでやったものだとの思いを強く持ちます。あのあといろいろな実演などを聴いて、この机上の音楽がこんなに表情が出ていることに自分で驚いているのです。作っている時にはたかがデジタルの人工的機械的な音と高をくくっていたのですが、考えても見りゃぁ、音楽の演奏とはもともと人工的なものなのだ。この後の「運命」第一楽章もそうなのだが 還暦前のいっとき、どんな精神状態だったのかと不思議な感じもする。これは誰の為でもない、自分だけの音楽だと確信する。おそらく音楽を聴ける感性の持ち主であればこれをつまらぬコンピューター音楽と切って捨てられぬようにも感じる。しかしとんでもない道具を手にしたものだ。
(2009/02/21)

蛇足2
蛇足1

☆蛇足(その2):音あわせ
楽器演奏者の大半は楽譜をみて、すぐに演奏できるように修行(練習)を積んできています。オーケストラやビッグバンドのレコーディングなどで はどんな一流演奏者がそろっても初見(1回)できれいにはサウンドが出ません。しかし2回目にはぴたっとピッチが合い、ハーモニーもユニゾンも 驚くほど美しくなります。それがプロのプロたる所以なのだと思ったことがあります。作曲者と演奏者は音楽作品の両輪で時には作曲者の思い描いていた以上の サウンドが出来ることも良くあります。そんな時、作曲者は演奏者に脱帽し、演奏者は作曲者を讃えます。これは実に麗しい状態であります。
☆蛇足(その1):このサイトでの管理人の クラシック音楽についてのスタンスはこちらを見てください。

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