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Chips of musical knowledge(#1)

** Update 2006-03-12 **[HOME]

ここでは、作品の内容的 なことにちょっと踏み込んで、説明(言い訳?)や 作者のこだわりを文章にしています。

リピーターの方はページの更新を。

■おことわり__________
当初のトップページにある「mp3ファイル」名はデータ・フォルダのファイル名に自動的に拡張子「.html」を付けてリンクを貼っているため 自作DTM以外のものの「ご案内ページ」はありません。ご了解ください。(2008/10/21)
■トリスタンとイゾルデ前奏曲__________
この3月から少しづつ始めて、延べにして約40時間以上かかって出来ました。いわゆる打ち込みによるDTM作品で音楽を創ったり演奏することとは違うなというのが率直な思いです。 しかしながら、30年も前に学んだ管弦楽法で忘れかけていたいろいろな楽器の特性や記譜法など思い起こすのと、偉大な音楽家の作品をより深く知るにはなによりの手段とも思いました。 実はワーグナーを昔から少し避けていまして、今回は手をつけて直ぐに後悔したのですが、かなり重々しく深いですよね。 気軽にBGMで聴けるような音楽ではないとつくづく思い知りました。(2005/04/17)
雑感:冒頭の表現指定にある「Schmachtend:疲れきったように」の言を得ずともこの出だしの20数小節は、私の生涯で耳にした最も「痛々しい」サウンドです。 この楽劇を知らずとも十分感じ取れます。こういう音楽に感銘を受けるのは人にとって幸せなことか不幸なことか、つい考えてしまいます。
☆オーケストラの演奏に指揮者の解釈・思い入れといったものが反映しているように、このDTM作品に管理人の思い入れなどを感じ取っていただけると作った甲斐があります。
◎最初のデータに12箇所もミス・トーンがありました。修正版をアップしていますが、まだありそう。 「間違い探し」で楽しいかも。(2005/04/20) ◎冗談ではなく、聴くたびにミスがありさらに十数カ所修正しています。(2005/04/21)
■オルフェ________________
ボサ・ノバの曲がなかったのでこれをアップしました。このところTrpのアドリブに入れ込んでいて、ステディなリズムに乗っかったソロになんとかハートフルな音を織り込めないか試行錯誤の真っ最中です。 1コーラス目は元曲のメロディーをフェイクしながら、2コーラス目はコードに乗っかって自由なアドリブをTrpが終始リードしています。 クリフォード・ブラウンは26歳で他界しましたがその最後の3年間くらいの演奏には、いいようもないペーソスにあふれています。唯一無比の個性、感性なのかといまもって打ちのめされます。こればかりは、いくら音符を研究しても近づけません。 くやしいけれど憧れるのみで、DTMの音など空虚に聞こえます。が、少しづつですがその違いが一部見えてきたのです。昔あちこちの音楽シーンで「まねは駄目だよ」「個性がなくては」などよくきく言葉でしたが今は決してそう思いません。 絵画の世界の「贋作」に相当するものは音楽作品にあるのだろうか、などと思ったりします。
◇アップ後2月くらい経ってこのソロを聴いていて、なぜか解らないのですが大航海時代の帆船の舳先の方で若者と美しい女性が言い争う情景が瞼のうらに現れてしまいます。映画のシーンとも関係ないし奇妙な感じです。
■インディアン・サマー________________
やはり古い50年代のラテン・リズムをとりいれたジャズコンボのレコードを聴いていてコード、音列として至極単純明快でありながら2管や3管で奏でるテーマの心地よさとソロに入ってからの表現力になんともいえぬジャズマンの心意気を感じ、その雰囲気を作ってみました。 当時もおそらく今もコマーシャリズムに乗ることを潔しとしないミュージシャンが大勢いて、かといってもやはりメジャーで活躍してお金もほしいしといった葛藤が皆あったように思います。世の中も様変わりして受けりゃ良いといったことが公然といわれるようになりましたね。
◇音感に恵まれている方にはおわかりでしょうがTrpとSaxのピッチを少しづらしています。これ以上はずすと不快なサウンドになるのですがピッタリだとまるで面白くないサウンドに聞こえてしまいます。実際の演奏というのも十人十色というか、一人一人の音感があって100%同じピッチでの 演奏はありえないのだとも思います。
☆蛇足(その2):いわずもがなってこと。
■G&M________________
[Sketches 0f Spain]のマイルスやブラウニーの50年代のレコード盤を聴いていて、管楽器のアドリブについていろいろと再発見があり、自分なりに表現してみようと試行錯誤中です。Toshiko Akiyosiさんがいみじくもインプロビゼーション[Improvisation]は「美しくなければ音楽にあらず」といっておられるのを聞いたことがあり、 その「美しさ」とはなんだろうということです。ハーモニーや楽器固有の音色には「絶対美」といえるものがあると思いますが、ジャズのアドリブについてはどうでしょう。おそらく、その演奏を何度も繰り返し聴きたくなるなるようなものが本物に違いないと。いま、管理人が挑戦しているのは情感あふれる音楽をDTMで造れないかという一点につきます。 ここでのアドリブはモードジャズの手法(?)というか旋律感覚のみで書いて、アンサンブルもあえて平行5度など使い自分ではドキッとするような音になっています。スコアもジャズ曲なのに、コードの記述なしで和音を進行させています。つくづく音楽は「自由」だと思いました。対象的にこのサイトで初期のころの作品で「 Round Midnight」はモダンジャズの典型的なコード進行とテンションを 使った編曲です。案内に未完成ですがと書きましたがこの編成で組曲を創る野望をふくらましています。
■ブラッセント________________
なかなか体力の回復が進まず、無為の日々の最中、少しだけならと5線紙にむかい低音ブラスの組みたてをやっていてこのような曲が出来ました。ペンタトニックの単純なモチーフでTrbセクション、Trpセクション、Saxセクションを際立たせるような構成で、 アドリブをTrpとTrbに。I-II_-Iの進行に乗っかる旋律に発展性を感じます。それにしても元気なこと。
■ラプソディ・イン・ブルー_________
このサイトで唯一、管理人の創ったものではありません。あくまでも研究用データでサイズも10MB近いですから、ブロードバンド以下でのアクセスはご遠慮願います。 なぜこのようなデータを載せたのかといいますと、これぞ管理人の目指す管楽器のバランスなのです。破裂音を含むブラスサウンド、息使いの聞こえる木管の音、そしてその組み合わせ、サウンド。 これを実現したいのです。
考えるに、誰かのように作りたいとか誰かのようなりたいと思った瞬間、アーチスト失格ですよね。「ものまね選手権」ならいざ知らず、創造者たるを得ないのですから 管理人が音楽を断念したのは正しかったと思います。そして今、趣味人として音楽の素晴らしさに触れられるのですからこんな幸せはないと思います。
■ラブ・レター________________
2004年大晦日、関東は雪です。ようやく休みとなり「音楽のスィッチ」が入ったようで早速新曲をアップしました。 この曲「Love Letters」はボールルーム(ダンス・ホール)盛んなころの定番で、年配の方には思い出も多いのではないでしょうか。 1954年に作られた曲で、管理人が若かりし頃には、この種の音楽はジャズにあらずと抵抗していましたが、旋律の美しさというのは普遍性があるものだと この歳になってようやく理解しています。またトロンボーンの歌い方は楽器奏者として一生の課題で、艶やかで心地良い音を求めて 誰もが研鑚に没頭するというのが「音楽」だなーと思っています。いろいろなトロンボニストのコメントを聞きたく思っています。
◇当初、この曲をジョン・マーサーの「Dream」という曲名と勘違いしたままアップしてあり2年近くたってやっと正すことが出来ました。お気づきの方もさぞかし大勢いらっしゃったと思います。(汗;)
■昔はよかったね________________
予定外の仕事で、今年の年末・年始にかけて多忙の極みとなり趣味の音楽は小休止状態で、サイトでの1週間に1曲ペースがままならぬようです。とはいえ 好きなことには万難を排してやってしまう人のようで、この12月に2回もコンサートに出かけたりしてます。今年最後の日曜日になんとか休みを取ることができたので 早速、新曲をアップしましたのがこれです。11月ころからこのブルースの曲名が思い出せず(ボケはじめ?)、ブログなどでたづねていたところ「たぬ吉」さんから これは[Things Ain't What They Used to Be](邦題:昔はよかったね)ですよ、と教えていただき晴れてのアップです。管理人はどうも人の影響を受けやすいようで このところ身近で接するマンハンッタン・ジャズ・オーケストラのデビット・マシューズさんの色が非常に強く出ている感じの曲になりました。 個人的にチューバとバス・テナートロンボーンの低音域金管楽器の音と木管の高音域オクターブユニゾンの組み合わせがとても好きということを再認識しています。 曲のエンディングの最後のpianoの音、半音上げたのは平凡なエンディングへのささやかな抵抗です。
■ハロー・ドリー________________
今日、11月20日(土)は朝からまさに[Indian summer day]小春日和そのものといった天気で、溜まっている仕事のことは忘れて、 ミュージカル「ハロー・ドーリー」のシーンを思い出しつつ、ディキシーランド・ジャズにとりかかりました。 なぜか、いままでなかったデキシーランド・ジャズで「Hello Dolly」です。 案内に書いていますように最初は全曲をオーソドックスなデキシーランドジャズで作るつもりが、なぜかビッグバンドになっています。 根っからビッグバンドが好きなんですよね。しかし1コーラス目の3管のデキシーは作るのにやたら時間がかかりました。 3管ともソロをとっているようなものですからさもありなんです。
◇「Collage....」のほうはディキシー、スィングときたなら次はモダンかなと当初はビバップのはずがフリージャズ風に飛躍してしまい、 通して聴くとふざけた感じになってしまいました。これは管理人の感性が創り出す楽曲ということではなく管理人の心象を鏡に写しているようなもの と受け取ってください。実用ではないということで。
■レフト・アローン________________
満を持してのバラッドに挑戦です。むずかしいの一言です。うんうん唸りながらとても時間がかかっています。 当初はピアノトリオにテナーソロで始めたのですがすぐに管のハーモニーがほしくなり大きい編成になりました。 MJOのせいではないのですが、チューバのベースを主体に和音構成しています。(Flute x2,Cla x2,Trp x3,Trb x3,Tuba) このバックも出来は満足できないので、日を改めて編曲し直しします。
曲が名曲中の名曲、マルのレフト・アローンということもあり、いろいろなプレイヤーの名演奏が頭の中をよぎります。 いろいろなシーンで聴いたこの曲は、その時そのときのさまざまな葛藤がリンクします。今回のアップはどうにも 完成しそうもないのでさわりだけでもと思い、載せています。
今回のデータは、管理人の環境では初めてなぜかMIDIのほうが楽器間のバランスが良くとれて、mp3は4回も作り直しました。 チューバの音のバランスがおかしいのです。未完とはいえ、アップした曲を再生して聴いているととても落ち着きます。 小音量でも大音量でも、自分としての好感度はとても良いです。それでMIDI再生ページのプレイヤーは「繰り返し演奏」にしています。
◇入院中に何回も聴いていて、テナーサックスのピッチのうわずり気になっていたので、チューンナップした録音に置き換えました。製作時の音源はGM2です。(2005/1/30)
■ストレイト・ノー・チェイサー________________
モダンジャズにのめりこんだ数年はこの手のコンボばかり聴いていました。即興がぶつかり合う面白さは他の全ての音楽を退屈なものにしてしまいました。 このDTMでの演奏も計算したようなところはほんのわずかで、聴いてみると意外なところで4人が絡まり予想だにしないサウンドが聴けます。ただコンピューターの悲しさで 楽なコピー&ペーストなど出来るだけに、楽器での演奏のように全身でぶつかるような魂といったようなものが欠けているように感じる。 さらりと聞き流しているとまさにモダンジャズみたい、といったところでしょうか。おわかりのようにバックのリズムセクションがコーラスの安易な繰り返しで作者としてはアップしておきながら 内心忸怩たるものがあります。
______書き換えようかな。
■オネスティー________________________
ずーっと頭の中に残っていたメロディーでDTM始めた6月に音源チェック用に作ってあったのですが サビの繰り返しだけじゃまづいかなとフルコーラス・バージョンを作りました。ビリー・ジョエルのアルバムではたしか フィル・ウッズかソニー・スティットか、とにかく間違い無くジャズアルト奏者のバックが入っていました。喫茶店で数回聴いた 記憶で定かではありません。しかし、歌詞がウエイトを占める曲はインスツルメンツで演奏しても、絶対表現がおいつきません。 ホテル・カリフォルニアや天城越えやメリー・ジェーンなど、演奏したいけれど歌詞がないとどうもつまんないです。
◇何回か聴いていて、このトロンボーン・ソロが妙に尊大に聞こえてしょうがないのですが同様に感じられた方はいらっしゃいませんか?(2005/3/30)
■フォア・ブラザース__________
サックス奏者でジャズビッグバンド経験者ならきっとこの曲の指使いで苦心したことがあるのではないでしょうか。ビーバップのコード進行と旋律でリードするメロディはまだしも、ハーモニーの3人のメロディラインは臨時記号だらけでアップテンポではとても 難しいですよね。この曲をまともに演奏できるサックスセクションは、それだけでまず一流だと思います。ここで各サックスのアドリブを勢いで書いたのですが後で聴いてみると我ながらなかなかのバップぶりと感じますが、自惚れでしょうか。\(^o^)/わぁーぃ。
■ムーンライト・セレナーデ再演__________
うろ覚えのコード進行でDTMでの5〜6作目(7月にアップ)で、CDに焼付けずーっと飽きずに聴いていて我ながら「いいなー」と感じ入っていたのですが このサウンドに乗っかってどうしてもトロンボーンソロを取りたく、このようになりました。 サビの部分のクラリネットの音に驚き(なんの加工もしていないのにという意味で)、DTMを始めるきっかけにもなったこともありそのへんは手を加えていません。 音源について、若干詳しくなりPCでMIDIを再生する場合Windowsデフォルトの「DirectSoundX」などですと、ちょっと貧弱なサウンドになってしまうので、R社やY社の音源がインストールされていないときは、MP3をD/Lして下さい。
■ツィゴイネルワイゼン2______________
以前アップしていた作品のリ・メイクで、できるかぎり曲調に表情をつけました。最初のは標準音源の無造作な打ち込みで管理人としてもオルゴールに 毛の生えたようなものと感じていましたが(もとい、オルゴールとして作りこむにはまたそれなりの工夫が必要ですが)いざ、音楽らしくしようとするとこれはむづかしいものがあります。本棚にあったグリュミオーのCDを一度聴きましたが、 あのようにべたには自分の感覚がついてゆけません。これが精一杯です。管楽器もそうですが DTMで楽器のソロを聴かせるのは至難の技です。どれほど工夫をこらしてもアマチュアの実演にも及びません。 つたない技術でも生の楽器演奏のほうが「音楽」を感じ取れるということが実際あります。 ネット上の作品でもギター演奏のDTMに何点か実演に近いものがあると思いますが弦楽器、管楽器の独奏をDTMで実現させているものがありましたらぜひご紹介ください。
今回、手を加えた時にピッチがところどころ上づってしまっています。これくらいの不調子はどうなのでしょうか。クラシックに造詣深いかたのご意見をお聞きしたいです。
このサイトでの管理人のクラシック音楽についてのスタンスはこちらを見てください。
■Solaso_______________________________
曲名のソラッソは音符のソ、ラ、ソそのものでモチーフがソラソです。ソプラノサックスの音色に工夫をし、トロンボーンとの2管でのサウンドを試したものです。カノンの手法をジャズでという部分もあります。 いづれにしても習作です。高音域でのユニゾンが新鮮な響きに思われます。また、チューニングが少し甘くしてもあります。
■A Night in Tunisia2__________________
トランペットの音色に、てこづりました。テーマ部分の構成はサクッと出来て良い感じなのですがTrpが管楽器の音として聞えないのです。4本のペットを あれこれ工夫したのですが満足できません。ひじょーに不満なのですがここにきてテイク2と称したこれは当時の精力的なジャズメンが 演奏していたような、ある意味でクレイジーな感じが出ているように思うのですが如何でしょうか。ソロはギャレスピーを意識しているのですが じつは管理人は彼のアルバムをほとんど聴いておりません。極めてかすかな記憶にある雰囲気で作っています。でも、あのほっぺたははっきりと 目に焼き付いています。
■バッハ平均率曲集1からフーガ16番__________
平均率曲集に収められている曲はどれも奇跡的な創造物に思えてしかたがないのですが、とくにフーガは どんな知能で作曲したのか想像もつかないほど緻密に出来ていると思う。ハープシコードかピアノでの演奏が もっとも適しているのは間違い無いと思うのですがその構成美からいろいろな楽器に演奏させてみたいという 欲求に今回、この作品をつくりました。最初は金管でと始めたのですが各旋律がサキソフォンのほうが あうので、元曲部分はSopSax,AltoSax,TenorSax,BassClarinettoの4本でやってみました。また、あえて各ホーンの演奏の抑揚を押さえ無機質に 旋律を展開しています。ご案内にも書いたようにバッハの曲を聴いているとリズム・ベースとドラムスの音がどうしても聞こえてくるのは ジャズに完全に侵されている証拠でしょうか。これを聴くとジャズのベースはいかにリズム楽器であるか 実感します。4声の対位法で出来ている曲にもう一声など入りようが無いのに自分には自然に聞えます。 まさに音で遊んでいます。児戯と責めないで下さい。
■Five Spot After Dark__________________
曲名間違っていましたらごめんなさい。ここでは管楽器のユニゾンでのサウンドをいろいろ聴いてみたくて作りました。 この曲をテーマに始まるラジオ番組があったように記憶していますが今もあるのでしょうか。ラストの Basson + F.Horn + T.Trbnoのユニゾンは如何でしょうか。ウエッブページを開いたときに音が出るのはこれまで管理人は 嫌悪感がつよくて避けていましたが、真のマルチメディア環境になりつつある今、それほど嫌がる理由もないと 最初に[ABOUT]ページにBGMで乗せていました。ご案内にも書いたようにカーチス・フラーのアドリブに絶品が残されています。なんとも、おずおずとしたシャイなフレーズの連続で大好きでした。
■Monk's Piano_________
セロニアス・モンクのピアノ演奏はどう言ったらいいのか、よく美術作品にある「へたうま」としかいいようがないのですが、いいんですよねー、響きが。 こればかりは真似すると陳腐以外のなにものでもなく、Monkだけの世界です。思うに、共演したジャズメンたちはさぞかし「触発」されただろうなと。 今でもモンクを聴いていると、自分もなにか「突拍子もない音楽」が出来そうに感じることがあります。
■Blue Monk__________________
モダンジャズの特徴的な要素に、ハイテンションコードがあります。なにげなく聴いた時、雑音にも聞えてしまうのでこれを好む音楽ファンの 絶対数は少ないようです。よく吟味されたそれはじっくりと聴いたとき先鋭の(といっても40年以上前)近代音楽にも通じるものがあります。 この手の音楽は決して大勢で聴くものではないなと管理人は思っています。モンクの感性に同感した人もおそらくその類の聴衆だけだったと。 昔の「ジャズ喫茶」などで深刻な表情で聞き入っていた人々を思い出します。冷やかしではなく、哲学してたんだなーと思う訳です。 今回はトランペット4本にバリトンサックスの高音域を1パート加え、5重奏でのハーモニーが課題です。最初に作ったものはテンションが 高すぎてボツにし、このようになりました。ピアノとテナーサックスのソロも思い入れたっぷりです。 もちろん、ブルースですがコード進行は和声法則など関係なしの世界です。平行短2度の連続がこのようにマイルドに聞えるのが不思議です。 DTMならではのサウンドです。こんな楽譜を実際に演奏してもらう勇気はなかったなぁ。またオリジナルはBフラットですが オーケストラの音域の関係でEフラットにしています。最初に聴いたとき、違和感があるかも。
■Brother__________________
GM2音源コントロールをあれこれやっていて、ついに念願のサクソフォンサウンドが出来ました。うれしくてしょうがない。 まだ、いろいろな音色を出せそうなので目標に一歩ちかずいたといったところです。それで、ブルックメイヤーとゲッツを 思い起こしブルースをやってみました。最初のアップ時はリズムのほうまで手がまわらなかったのですが、2日後に手を加え こうなっています。いかにもテナーサックスで好い感じです。早くセクションのアンサンブルを作りたくてうづうづしています。
遠い昔、テナーサックスとクインテットでやっていたときの相方を思い出してこの題名です。どうしているかな。
P.S.___☆MIDIデータの初期化パラメータに"GM2システムON"をいれていましたが、デフォルトのWindowsで再生できない端末が多くあったため "GMシステムON"になおしました。(2004/10/10 Update)
■Tango-Maria-Elena________________
元曲はワルツの優雅なメロディーなのですが音源のアコーディオンを聞いていてどうしてもこれでタンゴを聴きたくなり 出来た作品です。南米から連想でマリアッチが頭に浮かびバックに入れてみました。 思った以上に雰囲気が出ていて気分良好です。
■Bernie's Tune___________
この夏休み前に電車に乗っていてバーニーズ・チューンという曲名を思い出したときなぜかストリングスのサウンドが 頭の中いっぱいになり家に帰ってすぐ4小節くらい書いたのはいいのですがはたと手が止まり、これはやはりジャズだろうと 考えなおしあれこれ編成を考えているうちにオーソドックスな3管(Trp,Trb,T.Sax)がさしあたり良いかなと途中まで作ったところ なにかつまらない。で、Trpを初めて使うビブラホンにしT.SaxをBaritonに変えたところ実に軽快な演奏となったのですが 、さてサビの部分はどうしたものかとまたまたストップしてオリンピック観戦。気を取り直してサビの部分は サックスセクションのゴリゴリにしてソロをビブラホンにとってもらうことでなんとか格好をつけたのですが なんでストリングスがはいっているのか何か釈然としない。それでエンディングもおざなりです。 しかし数日たって聴いてみると以外にまとまっているので、ボツにせず残しました。弦の部分はリフの変奏のつもりなのですが、 バロック時代の聴きなれたフレーズのような気もしています。しかしバイブの音は心地良いですね。
■moanin'___________
アートブレーキーとジャズメッセンジャーズの名演奏で多くの ジャズファンを増やしました。元曲はFマイナーですがアドリブのとるスケールはB-の ドリアンというか演歌によくあるファ、シ抜きのスケールが良く合う曲なのですが、ここでも主題部は主調として Fマイナーをとっていますがアドリブセクションに入ってベースランがB-なのに気がつかれた方は相当な方だと思います。
演奏の編成は4Trps,4Trbs,5Saxes,4Rhythmsで主題の3管は1stTrp,1stAltSax,2ndTenorSaxでソロは4thTrpです。GuitarとPianoの入力に気合が入っていません。 それにしても管楽器の表現は難しい。実際の音色、音の表情の20%も出せていないと思う。唇の力の入れ方、 息の強弱であれだけ多くの表現が可能なのだから楽器演奏者はうらやましい。しかし、例えば管楽器の教則本などを 最近の音源に演奏させると、それはもうマエストロの域で開発に携わった方々のご苦労に頭が下がります。
■Sexton Blues___________
アテネ・オリンピックはすばらしいですよね。特に古代競技場での砲丸投げを見て感激しました。で、水泳女子200m背泳(?)予選で 選手名の【Sexton】を見た時、突然ブルースを弾きたくなりキーボードに向かったところお聴きのようにごくありふれた旋律が 出来てそれをビッグバンドにしました。もうこの頃には音源の知識も少し増して17人編成のバンドをなんとか使えるような気が してサウンドのチェックを兼ねて作った作品です。ブルースコードですがここでは【I-I-I-I-VII_-VII_-I-I-V-IV-I-I】に なっています。
■Leonore-No3-Overture___________
いよいよ交響曲に挑戦というわけで押し入れの奥から埃まみれですっかり変色しているスコアから【L.Van Beethoven】を選び出し トラックの割り付けからはじめたのはいいのですがなんせ14パート、総勢38人(古典派の標準的な構成)ですから 4小節進めるのにときには30分以上かかることもあったりして悪戦苦闘の連続。特に各パートの音量のバランスが難しく 144節目までで終りにしました。一寸入念に作ろうと一度出来あがった作品に何度も手を加え本物に近づかないものか随分工夫しました。 細部を表現しようとするのがまた至難の技でしたが再生して聴いて自分としては80点位の評価です。お手本はバーンスタインのニュヨーク・フィルですが さすが管弦楽で交響曲となるとまず、音の奥行きが出せないのが致命的。(ミキシングの技術などで可能なのかも)。ところどころ弦のユニゾンで、6人、8人の感じが出せないままで、少し不満です。特にMIDIファイルの再生では音源によってまるでオーケストラの 雰囲気が出ません。この曲で音楽コンテンツとしてのMIDIにはちょっと幻滅しています。
思うにクラシックの名曲といわれる、特に交響曲のスコアを見るに付け、その綿密な音の構成に圧倒されるのと、完成まで何百回の推敲を重ねたことかと改めて常人ならざる奇跡的な創造物であるとの感慨です。 振り返って、若さとは恐ろしいことにそういうものが自分にも出来ると信じていたことです。 でも、おもしろい作業でした。ちょうど交響楽団の練習風景を彷彿させるような、そこのオーボエは少し押さえてとか、そのクレッシェンドは 違うとか、もっと歌ってとか、声には出さないまでもそんな感じで作業していました。延べ20時間位はかかっていますが 夏休みでなければとても無理でした。普段ですと一日せいぜい1〜2時間しか出来ませんから。
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■All of Me___________
DTMでビッグバンドのサウンドをと始めて1ケ月くらいの時で音源の知識やトラックについても良く知らないもので、何とか分厚いサウンドを 作ろうと余分な音を加えているので、今聴くと(2ケ月経っている)ちょっと重ねすぎが耳につくのと各楽器の音域が実際をはみ出していたりしていて これはこれでバーチャルだなと感じる部分が多いです。しかしスィング感はなかなか心地良いものがあり好きです。最初のデータでは AltoSaxにC6まで出させていたのでこれを聴いたプレイヤーからツッコミがあるのではと思いましたがこの音域の合奏では音源の干渉だと思うのですが 妙に電子音的になり余程注意して聴かなければ判らないなとも感じました。
■Moonlight Sonata___________
6月の末に手元にあった「Singer Song Writer Ver4.0」なるソフトでなにげなしにこの曲を打ち込み出し、最初のうちは昔(FM3和音,MML)とたいして 変わってないなとたかをくくっていたのですが、一音一音のVelやDev,Gt値を加減していったところ、管理人が弾く月光より 数段上等な演奏になり後半のPresto部は一気に入力しました。このPresto部の数カ所で、左手の低音の8分音符と右手のコードが何故か わづかにずれているのですが、お気づきでしょうか。データ上では同一タイミングの音符なのですがソフトシンセのもたれなのかなと それ以上に調べていません。最初につくったのがAdagioとAllegrettoで別ファイルでPrestoを作りMP3にエンコードしてから ふと思い立ちフリーソフトのMP3ファイル結合ソフトで全曲版ができたいきさつがあり、MIDIファイルのほうには分割でしかありません。 なにはともあれ、入力の仕方次第でそれこそ「楽器」のように表現が可能なのではと考え始めたのもこの頃からです。
[11/03 Renewal]この曲は、MIDIもmp3もダウンロード数が圧倒的に多く、特にmp3データサイズが無意味に大きかったので決心してデータを改変しました。すこしだけ ニュアンスを加えています。旧データと同じファイル名で書き換えていますので、リピータのかたはキャッシュをクリアしてD/Lして下さい。
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■Collaboration___________
昔の音楽関係の書籍を引っ張り出して来た時、モダンジャズを演奏しようとしゃかりきでレコードコピーしていたときの 五線紙ノートが10冊も出てきて、感慨深いものがありました。圧倒的にトロンボーン・ソロ譜が多いのですがそのなかで いかにもトロンボーンの音で、ケントン楽団をバックに朗々と歌い上げたこのソロには憧れました。ちなみに コピー(アド・リブ)で多かったのはJ.J.ジョンソン(Trb),C.Parker(A.Sax),C.Brown(Trp),M.Davis(Trp),Kay Winding(Trb), C.Fuller(Trb),B.Brookmayer(Pist.Trb)の順番です。Trbは自分の楽器なので憧れも含めて多いのは当然なのですが、 それまでの西洋音楽の知識でモダンジャズを理解できたのはやはりチャーリー・パーカーのコピーのたまもので今考えても 偉大な音楽家だと思います。で、この曲ですがトロンボーンのソロを聴きたくてやっつけで(30分位で)作ったことでもあり 作品としてはすこし杜撰すぎると思ってます。
■Zigeunerweizen___________
128種の標準音源の中でヴァイオリンがあまり使われていないので、この「チゴイネルワイゼン」を取り上げました。実際に バイオリンの演奏経験がありませんので、これで良いのか疑問です。しかし、今後ヴァイオリンの演奏を聴くときの楽しみが 増えました。ONKYO PUBLISHの楽譜を参考にしていますがカデンツェ多用して自由に作っています。
このサイトでの管理人のクラシック音楽についてのスタンスはこちらを見てください。
■Someday my prince will come___________
これは完成でなく、途中なのですがアップしています。ピアノを入れるのと最後のほうのテーマ演奏を作りかえる予定です。 ここに出てくるTrpのround(輪唱)なのですが、間違って1,2Trpの音符を1小節づれて3,4Trpパートに「コピー&ペースト」してしまったもので 聴いてみてこれはこれでいいかとそのままにしたものです。5線紙に書いていた頃にはありえないことですよね。
☆蛇足(その1):いわずもがなってこと。
  
☆蛇足(その2):音あわせ
楽器演奏者の大半は楽譜をみて、すぐに演奏できるように修行(練習)を積んできています。オーケストラやビッグバンドのレコーディングなどで はどんな一流演奏者がそろっても初見(1回)できれいにはサウンドが出ません。しかし2回目にはぴたっとピッチが合い、ハーモニーもユニゾンも 驚くほど美しくなります。それがプロのプロたる所以なのだと思ったことがあります。作曲者と演奏者は音楽作品の両輪で時には作曲者の思い描いていた以上の サウンドが出来ることも良くあります。そんな時、作曲者は演奏者に脱帽し、演奏者は作曲者をほめます。これは実に麗しい状態であります。
☆蛇足(その1):このサイトでの管理人の クラシック音楽についてのスタンスはこちらを見てください。

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