今日の天気を逃してはそれこそオテントウ様に申し訳ないとばかり昨夜は無理やり早めの就寝が功を奏して今朝は7時にすっきりと起きる。昨日の茅ヶ崎は強風でどうにも不満が募り、心根が収まらないのだ。
今日は珍しくクーラーボックスを持参することにし、飲み物やオヤツなんぞも入れる。それと弟の勧めるクーラーボックスの上にクッションを敷いて座るというスタイルをやってみようと思ったのだが、これが大変具合の良い事だった。いつもは小型のパイプ椅子に腰かけるのだが、それより格段に楽チンなのだ。
♪〜気温28℃、晴れ、風速1m/s。いうことなし。
しかし朝方はちょっとした用事でなかなか出られず気が急いてしまったが、こんなことも久しぶりだ。ようやく10時頃には出発できて一時間ほどで海に到着だ。いつもの釣り具屋さんで餌を調達、堤防の先に陣取ってゆっくりと釣り始める、しかしイイ天気だ、気温も焼けつくほどもなく微風が心地いい。
今日の仕掛けで釣り針の選び方がいけなかったようで当たりに合わせてもさっぱり針掛かりしない。そうなると次第に熱くなってくるのが自分でも判る、もう一人の自分が、やぁ〜ぃ下手くそと言っている、あったまにくるなぁ。それでもなんとか25cm位のアイゴや40cmオーバーのボラなど掛けて面目を保つ。
3時過ぎにはもう止めようと一度は仕舞いかけたのだが海面に浮かぶ自作の棒浮きの感じがたまらなく良くて、あろうことか暗くなるまでやってみようと追加の餌を買いにぶらぶらと浜辺の店まで歩く、けっこうな距離である。
今日は意外な発見があった。自分では相当に気難しそうな憎まれ親爺と思っているのだが案外そうでもないようだ。というのも最近あちこちで小中学生や高校生からやたら気易く声を掛けられるのだ。今日も仲良し3人組の中学生らしき一団がもう夏休みなのか堤防にガスコンロなんぞ持ってきてキャッキャと楽しげに魚を焼きながら、あっけらかんとコンニチハァ〜♪と元気なごあいさつをくれた。こんなに無邪気な挨拶されて気分悪かろうはずもなく、釣った魚を焼いてるのかいと訊ねると、他の釣り人から戴いたキスなのだという、そしてオジサンは釣れましたかと聞くのでにこやかに、うん、沢山釣れるよ、コレカラ、と応えた、だはは。
第二ラウンドとばかり仕掛けを変えて再び釣り始める。4時半頃だったか突然後ろのテトラポッド側で釣っていた少年が大きな声で、やったやった、舌ビラメのおばけだぁと叫ぶ。タモに納まったそれは確かに初めて見るような大きさ、よしっ、写真を撮ってあげると云うとバタバタ暴れる魚を必死で持ち立派なポーズを構えてくれた。携帯写真なのが残念。するとその少年が話し出すにはここ茅ヶ崎港には6年前から来ていて釣り歴は9年になるのだという。どうりで様になる格好しているわけだ。今、中学一年生だというからじゃ三つの時から釣りしてるのと聞くと誇らしげに、そうです、父が教えてくれたのだという。さらに明日はその父親と清水港にチヌ釣りに行くのだという。拙者の良く行く船宿も知っていたので驚いた。
魚拓もんだから釣具屋に報告したらと云ったが生憎、閉店時間となっていて叶わなかったようだが実測したところ53cmもあったのだ。可笑しかったのは彼が舌ビラメを釣ったのは生涯で2回目になると言ったこと、それでこんな大物とはツイテいるのだと、たしかにそうだわ。
舌ビラメ騒動のすぐ後に今度は拙者の竿が大きくしなり道糸が出てゆくほどの引き、ボラともグレとも違う、一瞬クロ鯛かなと思い慎重に寄せてみるとあざやかな縦じまで、てっきりタカノハダイかと思ったところ件の少年曰く、オジサン、これはコショウダイです、いやぁまいったまいった、詳しいもんだ。
その後も良型のメジナが釣れたりとなかなかに面白い一日になったのだが、暗くなり、揃いのヘッドランプを頭に装着し支度仕舞いした父子が、わざわざご挨拶に来られ、たんへんお騒がせしましたって、とんでもない、こちらこそ楽しませていただきました。礼儀正しい方は大好きだ、あの少年もさぞや輝かしい未来が・・・生涯かぁ〜。
ぼぉ〜っと光る電気浮きを眺めながら一時間、ちっとも当たりがないのでもう仕舞おうとしていたところ、少し離れたところで釣っていた若い男性がおずおずと出来ましたら釣り餌のアミエビを2,3匹わけてくれないかというので快くあげる。見ると夕涼みがてらかベビーカーに赤ちゃん乗せた若い母親がサビキ仕掛けを垂らしているもサッパリ掛からないので餌を付けて見ようという事だったらしい。泣き声じゃない赤ちゃんの声と若い夫婦、傍で眺めていてこんなに良いもんはないね、此処に幸あれって心底思う。あっ、泣き声でもかまやしないさ。
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今日は帰京の日だというのに、昨日の夕刻には良く休めたようで夜11時頃目が覚め、昼間行っていた河芸漁港での夜釣りに出かけた。長い間使っていない電子浮きとヘッドランプが道具箱にあったせいでもある。
土曜日の深夜ということもあってか10人以上の釣り人が思いおもいに堤防に陣取って、漆黒の海面にぼぉ〜っと光る浮きを見つめている。
釣れるのは子メジナとガシラぐらいで近年はアジなどはさっぱりなのだという。早速拙者も釣り座を構え、少し遠めのポイントに仕掛けを投げる。
昼間の魚を寄せて釣るのと違い、じぃ〜っと赤く点灯している電気浮きを見ているという、なんとも云えない時間なのだが、思い出したように浮きが動き、合わせると子メジナやガシラのやや小ぶりのものが掛かって飽きない。
なんだかんだで夜中の2時頃には気が済み、帰って寝なくちゃと仕舞いにしたのだが、海が近いといいなぁ。
朝8時には起きたのだが出発は12時過ぎにと考えていたので横になったまま今回の釣り歩きをまとめてみたりした。ふぅ〜ん、梅雨時期ってぇのになんて回数だと改めてあきれた。
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2009年 6月28日〜7月12日 三重県津市滞在での釣行。
贄湾 5回 06/29 07/01 07/03
07/05 07/10
津・白塚漁港 1回 06/30
大里川北貯水池 1回 07/02
津鋼管町 1回 07/04
古和浦・磯渡し 1回 07/08
津・河芸漁港 3回 07/09 07/11 07/11(夜)
五ヶ所湾・田曾浦 1回 07/10(様子見)
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延べ9日、13回。
ひる時に舎弟とまたまた釣り談義で盛り上がってしまい、遊動式の中通しオモリの当たりの感度に及ぼす効用について意見が分かれ愉快なことではある。それぞれの経験則からの持論ゆえ、一歩もひかないわけだ、ぎゃはは。
そんなこんだで、出発は夕方でもいいじゃんと強く言われ、じゃそうしようと一度は撤収準備を終えたネットワーク関係機器を戻す。夕方までもう一休み。
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